―癒しのための豆知識C〜「睡眠時無呼吸症候群」といった症状を引き起こす、いびきの原因とその治療法について
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癒しのための豆知識

いろんな症状〜原因と治療法

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いびきが体に及ぼす害・原因といびきの治療法について

●いびきが体に及ぼす害

イビキをかいているときは、熟睡していると思いがちですが、実は、まったくの逆なのです。
例えば、
「大いびきの人」の血中酸素量は、「正常な人」よりも 30%前後少ない
と言われています
その結果、眠りは浅くなり、十分に寝ているつもりでも寝不足状態になってしまいます。
疲れがとれにくい、高血圧の原因になる、顔色が悪くなる、などの障害が生じてきます。

また、脳に十分な酸素が行き渡りませんから脳神経の疲労もひどくなり、物忘れをしたりするなどの障害が発生しやすくなります。

さらに、いびきで悩んでいる人の10人に3人は
「睡眠時無呼吸症候群」
の疑いがあると言われています。
これは、睡眠時に突然10秒〜20秒間程度、呼吸が停止してしまう、というものです。
呼吸が停止している間は、当然いびきは発生しませんが、しばらくすると苦しそうにもがき、再び呼吸が始まります。

このような症状を持つ人は、一晩中、無呼吸が原因で眠りが中断される為、翌日に疲れが残ってしまいます。それだけではなく、色々な合併症(高血圧症、心不全、糖尿病、など)を誘発することも知られています。

このように 「いびき」は体に多くの悪影響を及ぼすのです。



●いびきの原因

そもそも、イビキは、上気道(鼻腔から喉、気管支にいたる空気の通り道)が何らかの原因で狭くなり、その部分が呼吸によって振動することから起こります。

子どものイビキは、扁桃腺やアデノイド(咽頭扁桃)が原因で起こる場合が多く、成人のイビキは、鼻腔と軟口蓋(口の上側ののどに近いやわらかい部分)が振動して起こる場合が多いようです。

入眠期には皮膚表面から熱を放出して深部体温を下げるように体が働くため、皮膚表面の細動脈が拡張し、血流量が増加します。
鼻腔内面の血流量も増え、鼻腔が狭くなるため、空気抵抗が大きくなって、イビキをかきやすくなります。


●いびきをかきやすい体質・状態

太っている人・首が太くて短い人

上気道の内側に贅肉がついているため、気道が狭くなっています。舌も肥厚しているため、舌根が落ちたときにのどをふさぎやすく、イビキをかきやすくなります。
太っている人ほど多くの酸素を必要とするため、呼吸時に気道の抵抗が大きくなり、イビキをかきやすくなります。

下あごが後退している人・下あごが小さい人

これらの人は、仰向けで寝ると、舌を支えるスペースが狭くなり、のどが狭くなってイビキをかくことがあります。 口蓋垂(のどちんこ)が長い人 口蓋垂が舌につくほど長い人も、呼吸時にのどが狭くなることがあり、イビキの原因に。

だんご鼻の人・鼻筋が曲がっている人

鼻腔が狭くなるため、鼻イビキの原因になります。 口呼吸をする人・口を開けて寝る人 口を開けているときのほうが、閉じているときに比べて気道が狭くなる傾向があり、イビキをかきやすくなります。
現に、睡眠時呼吸障害のある人を調べてみると、口呼吸をしている割合が多いようです。

体が疲れているとき

疲れていると、睡眠中の筋肉の弛緩が激しくなったり、酸素をより多く取り入れようとして口呼吸になってしまうことが。ストレスがたまっている場合も、粘膜が乾燥するなどしてイビキをかきやすくなります。

お酒を飲んだとき

お酒を飲んで寝ることも、イビキの原因になります。飲みすぎると、上気道の筋力が落ちてしまうため、気道が狭くなって振動が激しくなり、イビキ音が大きくなります。また、睡眠薬を飲んだ場合も筋の弛緩が促進されるため、同様にイビキをかく原因に。


●いびきの対処法・治療法

(1)肥満を解消!

イビキを防ぐには、とにかく、上気道を狭めないようにするのが効果的。
そのためには、まず、肥満を解消しましょう。
睡眠時無呼吸症候群のかなりの人が肥満傾向にあるようです。
また、一見、太っていなくても、隠れ肥満のような方も気道内部に贅肉がついている可能性があるので、注意しましょう。

(2)枕の高さやマットレスの硬さを調節!

枕の高さやマットレスの硬さを調節してみるのも有効です。
枕は、頚椎と脊髄が直線的になるように高さを調節し、気道の通気を確保すると、イビキをかきにくくなります。また、仰向けで寝ないで、体を横に向けた状態で眠るようにするのも効果的。重力の影響が少なくなり、上気道の落ち込みが軽減するため、イビキが軽減することがあります。

(3)鼻テープで鼻腔を広げる!

入眠時は、深部体温を下げようとするために皮膚表面の細動脈が拡張し、鼻腔内面の血流量が増え、鼻腔が狭くなるので、鼻にテープを貼り、鼻腔を広げると、イビキを防ぐことができます。
ただし、深部体温が下がってしまうと、細動脈は収縮して鼻の通りがよくなるので、それ以降はテープの効果は出にくくなります。
また、日本人の鼻の形は、鼻テープの効果が出にくいといわれていますし、鼻炎などの病気がある場合は、きちんと治療することが不可欠です。

(4)舌だし運動で上気道の筋力を保持!

女性や老人の場合は、気道部分の筋力がもともと弱いため、気道が狭くなりやすく、イビキを起こしやすいといわれているので、首を伸ばす、舌を出すなどの運動を日ごろから心がけ、上気道の筋力低下を防ぐようにするとよいでしょう。

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